教育推進事業 子供お能教室

「子供お能教室の」授業は毎年12月から5月まで開催されています。
市内 小中学校生が、礼儀作法を学びながら、日本が世界に誇る「能」を演じる体験を通して、「友達大好き」「お能大好き」「伊東大好き」の心を育んでいる。
子供たちは、「囃子コース」「仕舞コース」「仕舞・囃子コース」のいずれかを自らが選択して、毎年5月末に特設水上舞台で成果を市民、来誘客に披露して半年の活動を締めくくる。


第14回の教室から取り入れられているこの会で子供たちは毎年5分~10分程度、正座をして指導に当たる先生方、塾長の話を注視して聞く。ときには、子供たち自らが課題、感想を発表することもある。子供たちには、相互理解が進み、学ぶ仲間の一体感が生まれてきている。

正座して先生の手拍子に合わせて調子を取り合う2人の様子。
練習は事務局で子供たちの希望時間を調整しながら行われており、毎回2人~8人程度の個別指導で行われている。






薪能の前座として「子供お能教室」の子供全員が成果を発表する場面が用意されている。能面を着け、能装束をまとった八重姫を演じるのは1人だが、2人の子供たちが心を合わせて、同じ振り付けで同じように舞う。
舞台後方の囃子や謡を演じている子供たち。


5人が同じ振り付けで同じように舞、半年の成果を披露している。
全員が12月に教室生となったばかりだが堂々としている。

 

お能教室の生い立ち

2002年9月 「子供お能教室」を開設
お能教室の講師として、大倉三忠(囃子方大倉流 16代 宗家、重要無形文化財総合指定保持者と小室知也氏
(観世梅若流、シテ方)が迎えられた。
2003年5月 伊東こどもお能教室 第1回生となる生徒は、翌年12月より5ヶ月間猛特訓を積み、第6回薪能「伊東松川」
に前座として「子供仕舞」「子供詩吟」を初披露することができた。
以降、「伊東祐親まつり」の「伊東・薪能」の前座として出演を重ねる。
2004年10月 伊東市文化財史跡保存会は、静岡県より「伊東祐親まつり」をはじめ子供お能教室への貢献が認められ、「地
域文化活動賞」の最優秀賞を与えられた。
静岡県グランシップアートセンターにて子供能を披露する栄誉を得た。
2006年11月 伊東子供お能教室は4年間「仕舞」のみの教室であったが、当年より「囃子」の教室を開設。
2007年 5月 第11回「伊東温泉 薪能」前座として「仕舞」に加え初めて「囃子」を披露する。
2014年11月 本年より子供には大変難題と言われている「舞囃子」に挑戦。
第12回「伊東祐親 薪能」の前座で3演目を披露し大成功に納めた。
2014年12月 創作能「八重姫」の誕生。
伊東に古くから伝わる八重姫と頼朝の悲恋物語を題材にした創作能を大倉三忠氏に依頼。
2015年5月 伊東初の創作能「八重姫」の脚本が完成。
創作能「八重姫」が第17回「伊東温泉 薪能」で初披露された。
シテ役は初めて能面と衣装を付け、見事な舞を披露、観客の多くは感激し大きな拍手を送り、中には涙する人もいた。
2017年5月 今年度で15年目となる「伊東こどもお能教室」では、舞囃子「八重姫」を始め「羽衣」「田村」「経正」の全演目を本格的にお能の形式を模し、シテ方・囃子方・謡方に分かれ、更に高度なお能に挑戦している。